NottaのAIボイスレコーダー「Notta Memo Type-C」をレビューします。
カードみたいに薄くて軽い本体で、録った音声をそのままAIで文字起こし・要約までしてくれるやつです。文字起こし精度は98.86%とかなり高くて、今回のType-C版は付属ケースがUSB-C充電とパソコンへのデータ転送に対応した新モデルになっています。
メーカーから製品を提供していただきレビューしています。
目次
薄さ3.5mm、カード型のAIボイスレコーダー

同梱物はこちら。本体のほかに、Type-C変換ケース、スマホに貼るMagSafeリング、マグネット充電ケーブル、データ転送用のUSB-Cケーブルが入っています。

こちらがNotta Memo Type-C本体。サイズは公式で86.1×55.1mm、厚さは3.5mm。ほぼクレジットカードくらいのサイズ感で、厚さもクレカ3枚分程度と薄いです。表面はダイヤ状の柄になっていて、見た目もちょっとおしゃれ。

手に持つとこんな感じ。重さは公称約28gでかなり軽め。

上部にはマイクの穴が並んでいます。中身は全方位集音のMEMSマイク4つと骨伝導マイク1つの計5マイク構成です。

マイクの横にはディスプレイ、録音ボタン、録音モードの切替スイッチが集まっています。操作はここで完結する、シンプルなつくり。電源を入れると1秒ほどでサッと起動するので、録音したいと思った瞬間にすぐ録り始められます。

録音モードは2種類。こちらが会議録音モードで、机に置いてMEMSマイク4つで全方位の声を拾います。

スイッチを切り替えると通話録音モードに。ディスプレイのアイコンも受話器マークに変わります。こちらはスマホに貼り付けて使うモードで、骨伝導マイクが自分の声を振動から拾ってくれるので、通話でも両者の声をクリアに残せる仕組みです。

背面の下部にマグネット充電用の端子があり、付属のマグネットケーブルをつけて充電します。仕方がないとは言え、あの手の専用ケーブルって面倒なのでワイヤレス充電に対応してくれたらな~とは思いますよね。

こちらが付属のType-C変換ケース。本体をはめ込むと、マグネット端子がケース側の接点につながります。

装着するとこんな感じ。ひと回り大きくはなるものの、薄さはそこまで損なわれません。

ケースの下部にはUSB-Cポートがあって、ここからUSB-Cケーブルでの充電と、パソコンへのデータ転送ができます。専用のマグネットケーブルを持ち歩かなくても、手持ちのUSB-Cケーブルで充電できるようになるのはありがたいところ。

さらにこのケースはMagSafe対応で、スマホの背面に貼り付けられます。この状態で通話録音モードにすれば、移動中の急な電話もすぐに録音が開始できますね。
Notta Memo Type-C の仕様
Notta Memo Type-C の主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| サイズ | 86.1 × 55.1 × 3.5mm |
| 重量 | 約28g |
| マイク | MEMSマイク×4 + 骨伝導マイク×1(推奨録音距離3m以内) |
| 内蔵メモリ | 32GB |
| バッテリー | 470mAh/録音 最大約30時間/待機 約28日 |
| 充電 | マグネット充電(約1.5時間)+ Type-C変換ケース対応 |
| 接続方式 | Bluetooth/Wi-Fi/USB-C(有線・最大800kb/s) |
| 文字起こし精度 | 98.86% |
| 対応言語 | 58言語(アプリ連携で23言語のリアルタイム2か国語) |
実際に使ってみた
実際に使ってみた感想を。といっても僕は普段Web会議がメインで、対面の打ち合わせはそんなに多くないタイプ。なので今回は、会議録音モードのテストとして、二人の打ち合わせを想定したやりとりを録音してみました。
文字起こしの精度が高く、議事録はテンプレを選ぶだけ

スマホとBluetoothで接続されていれば録音データは勝手に転送されます。

長時間のデータなどでBluetoothだと時間がかかる場合は、Wi-Fi転送を選ぶとよいです。
また、Type-C変換ケースをつけている場合はPCと有線での転送も可能。最大800kb/s(無線比10倍)の速度で転送できたり、スマホを経由せず直接PCへの転送ができるのでPCで作業する人にはありがたい仕様です。
ちなみにUSB接続しても、パソコンからはただのUSBメモリとしては見えない仕様です。データはNotta Webかアプリからしかアクセスできないので、個人のスマホを経由させたくない職場でも扱いやすいはず。

肝心の文字起こし精度ですが、これは体感でもかなり高めでした。日本語もしっかり拾ってくれて、話者の識別も誰がどの発言をしたかをちゃんと分けてくれました。あとから読み返すときの分かりやすさが全然違います。

AI要約もしっかり機能していて、長い会話をコンパクトに、しかも要点を外さずまとめてくれました。録って終わりじゃなくて録ったら整理まで終わってるような感覚で、録音したあとの作業がかなりラクになりますね。

要約のテンプレートは「定例会議」「インタビュー・面接」などいくつも用意されていて、迷ったらAuto(おまかせ)を選べばOK。
過去にインタビューの文字起こしをしたことが何度かあるんですが、そのときにこれがあったらな~~~って感じです。
文字起こしできる時間はプラン次第。購入特典でスタータープランがずっと無料
NottaのAI文字起こしは月に使える時間がプランで決まっています。主なプランを並べるとこうなります。
| プラン | 料金 | 文字起こし | 1回の上限 | AI要約 |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 120分/月 | 3分 | 10回/月 |
| スタータープラン | Notta Memo購入でずっと無料 | 300分/月 | 5時間 | 100回/月 |
| プレミアム | 1,185円/月(年払い) | 1,800分/月 | 5時間 | 100回/月 |
| ビジネス | 2,508円/月(年払い) | 無制限 | 5時間 | 200回/月 |
※2026年7月時点・公式サイトの料金より
Notta Memoを買うとスタータープランが追加料金なしでずっと使えて、月300分(5時間ぶん)の文字起こしと月100回のAI要約が付いてきます。通常のフリープランは月120分・1回3分までなので、この差はかなり大きいですね。
会議や打ち合わせが月に数本くらいのペースなら、デバイス代だけでサブスク不要で運用できる計算です。毎日ガッツリ録る人は、プレミアムやビジネスへのアップグレードを検討する感じですね。
長い記録から欲しい情報を拾える「Notta Brain」
Notta Memoには「Notta Brain」というAI生成機能もあります。録音した内容を議事録だけでなくPPTやWord、図表にまで変換したり、複数の録音をまたいでAIに質問できたりする機能です。
軽く試してみたんですが、長い文字起こしや要約の中から「知りたいことだけ」をサクッと拾えるのが便利でした。全部読み返さなくても、「あの件どうなったっけ?」と投げれば該当部分を引っ張ってきてくれる。記録が増えるほどありがたみが増すタイプの機能だと思います。

チャットで話しかける感覚で使えて、「前回の会議を視覚的に要約して」とお願いしてみました。

すると、こんなインフォグラフィックを自動で生成してくれました。テストデータは2分程度の簡単なものだったのでアレですが、長めの会議や発表会などで使うとかなり便利そうだなと感じました。
Web会議メインの人は、出番が控えめかも
一方で、僕みたいに普段の打ち合わせがWeb会議中心だと、出番はちょっと控えめでした。
パソコンのWeb会議そのものを録るのはこのデバイス単体だとあまり得意ではありません。Web会議の録音はNottaのソフト側(ブラウザ拡張やWeb版)が担当していて、ハードのNotta Memoは対面の会話やスマホ通話に振り切った役割分担になっています。
逆に、対面の会議や商談が多いビジネスパーソンや、取材・インタビューをするライターさんみたいに、リアルな場で人の声を録る機会が多い人にはめちゃくちゃハマると思います。通話も対面もこれ1台で録れるので、記録するデバイスをまとめたい人にもうれしいかなと。
もちろん、思いついたアイデアをその場で録って文字起こしする音声メモや、動画の台本を喋って下書きにする、みたいなソロ用途でも「録る→文字にする→AIで整理する」という流れはそのまま活きるかなと。自分の使い方がどっち寄りかで、刺さり方が変わってくる感じですね。
Notta Memo Type-C のいいところとイマイチなところ
Notta Memo Type-C のいいところ
- 厚さ3.5mm・約28gで、カード感覚でどこへでも持ち運べる
- 文字起こしの精度が高く、話者の自動識別もしっかり効く
- テンプレを選ぶだけで議事録・ToDo・要約が数分で完成、AI要約も分かりやすい
- Type-C変換ケースでUSB-C充電もパソコンへの直接同期もできる
- Notta Brainで、長い記録から知りたい情報だけをサッと拾える
- 購入特典のスタータープランがずっと無料(月300分の文字起こし/月100回のAI要約)
Notta Memo Type-C のイマイチなところ
- 付属のType-C変換ケースは本体の出し入れがちょっとしづらい
- ケースに入れなくてもワイヤレス充電、MagSafeでの吸着までできたらもっといい
- Web会議が中心の人だと出番は控えめになる
製品として気になったのはケースまわりくらいで、AIボイスレコーダーとしての完成度はかなり高いです。薄くて軽いボディに高精度な文字起こしとNotta Brainが詰まっていて、録る→文字にする→整理するがスムーズに終わります。
会議や商談が多いビジネスパーソン、取材やインタビューをするライター、そして通話も対面もまとめて1台で記録したい人には、かなりドンピシャな1台じゃないでしょうか。
1台で記録から議事録までが完結する

Notta Memo Type-Cは、薄くて軽いカード型ボディに高精度なAI文字起こしとNotta Brainを詰め込んだ、対面の会話もスマホ通話もそのまま議事録にしてくれるAIボイスレコーダーです。付属のType-C変換ケースで、USB-C充電とパソコンへの直接転送にも対応しました。
会議や通話の記録をラクにしたい人にはもちろん、記録するデバイスを1台にまとめたい人にも刺さる便利さがあります。
- Notta公式サイト:https://www.notta.ai
- Notta公式オンラインショップ:https://shop.notta.ai/ja-jp
