CIOの2ポートUSB-C充電器「NovaPort SLIM DUO II」をレビューします。
厚さ約12.5mmの極薄ボディにUSB-Cを2ポート積んだGaN充電器で、今回は45Wと65Wの2モデルをまとめて試しました。とにかく薄いのが特徴で、コンセントに挿しても壁からあまり出っぱらないんですよね。スマホもタブレットも、なんなら軽めのノートPCまでこれ1個でまかなえるので、持ち歩き用にかなり良さそうな充電器です。
メーカーから製品を提供していただき、レビューしています
目次
とにかく薄い。厚さ12.5mmの2ポート充電器

パッケージはこんな感じ。左が45W(ブラック)、右が65W(ホワイト)です。「高出力GaN充電器」「2ポート対応」とあって、パッケージの時点で推しどころがだいたい分かります。
ちなみにこのNovaPort SLIM DUO IIシリーズ、Makuakeのクラファンで累計約3490万円を集めたモデルらしいです。同梱物は本体と取扱説明書のみで、ケーブルは付属しないのでUSB-Cケーブルは別で用意する必要があります。

まずは45W(黒)と65W(白)を並べたところ。65Wのほうがひとまわり大きいですが、それでもじゅうぶんコンパクトです。厚さはどちらも約12.5mmで共通なので、パッと見の印象はほぼ同じ。ここからは45Wを主役に外観を見ていきます。

表面はシボ加工で、指紋や細かい傷が目立ちにくい仕上げです。質感も安っぽくなくて、上部にはCIOのロゴ。

ポートはUSB-Cが2つ。USB-Aはありません。最近はほぼType-Cで困らないので、個人的にはむしろ潔くていいなと思います。

横から見るとこの薄さ。充電器というより、薄型のモバイルバッテリーみたいな感覚です。

ノギスで測ってみると実測で約12.2mm。ほぼ公称どおりですね。この薄さだと、コンセントに挿しても手前にあまり出っぱらないので、机の脇や家具の裏でもジャマになりにくいです。

背面にはスペックが印字されています。
180度開閉するスイングプラグが便利

プラグは折りたたみ式で、しかも角度を変えられるのがこの充電器のポイント。まずは90度に開いた状態。

さらに開くと180度まで展開できます。この可動域のおかげで、コンセントの向きや周りの状況に合わせて挿し方を選べるんですよね。

たとえばプラグを180度に展開すると、口が縦に並ぶタイプの電源タップでも、狭いところでも挿せます。厚みがないうえに角度も変えられるので、隣の口をつぶしにくいのがうれしいです。

こちらは90度に展開してコンセントに挿したところ。机の上から生えているコンセントだと、ケーブルを手前側に持ってこられるので取り回しがラク。壁のコンセントでも、隙間が狭くても大丈夫。水平方向への出っぱりが少ないぶん、安定して挿さります。
CIO NovaPort SLIM DUO II の仕様

背面側から2台を並べたところ。NovaPort SLIM DUO II の45Wと65Wの仕様を並べるとこんな感じです。
| 項目 | 45W | 65W |
|---|---|---|
| 型番 | CIO-G45W2C-N2-S | CIO-G65W2C-N2-S |
| 最大出力 | 45W | 65W |
| ポート | USB-C × 2 | USB-C × 2 |
| 単ポート出力 | 最大45W(20V/2.25A) | 最大65W(20V/3.25A) |
| 2ポート同時 | 30W+15W / 20W+20W | 45W+20W / 30W+30W |
| PPS | 5-11V/4.05A | 5-11V/5A |
| 対応規格 | PD / PPS | PD / PPS |
| サイズ | 約44.2×78.8×12.5mm | 約46.4×87.4×12.5mm |
| 重量 | 約70g(実測73.2g) | 約90g(実測91.0g) |
| カラー | ブラック / ホワイト | ブラック / ホワイト |

側面から並べると分かりやすいんですが、厚さは45Wも65Wもどちらも約12.5mmで同じ。つまり2モデルの違いは、設置面積(フットプリント)と出力のトレードオフということになります。薄さは変わらないので、選ぶときは出力で決めればOKですね。

重量は45Wが実測73.2g、65Wが実測91.0g。65Wでもこの軽さなら毎日持ち歩いても負担になりません。
どちらもGaNを採用していて、CIO独自の「NovaEngine」設計で小型化を実現しているとのこと。2ポート同時に使ったときは「Nova Intelligence」で電力を自動で振り分けてくれるので、2台挿してもいい感じに配分してくれます。
スマホとタブレットの2台持ちがメインなら45W、MacBook AirみたいなノートPCも充電したいなら65W、という選び方が分かりやすいかなと。65Wは片方のポートから最大45W出せるので、ノートPCを急速充電しながらもう片方でスマホ、という使い方もできます。
ノートPCを充電して出力を測ってみた

65WのほうでノートPCを充電してみました。あいだにType-Cのワットチェッカーをかませて、実際にどれくらい出ているかをチェックします。

このときの実測は19.7V/2.96Aで、出力にすると約58W。65Wをうたう充電器としてしっかりパワーが出ていて、ノートPCもちゃんと急速充電できていました。モバイルノートくらいなら余裕を持ってまかなえる出力ですね。

高負荷で充電しているときの発熱も、サーモグラフィーで見てみました。表面温度は最大で約62℃。触るとしっかり温かくはなりますが、持てないほど熱くなるわけではなく、このクラスの充電器としては想定の範囲内という感じです。この薄さでこの出力を出しつつ、発熱もちゃんと抑えられているのは優秀だなと思います。
CIO NovaPort SLIM DUO II のいいところ・イマイチなところ
CIO NovaPort SLIM DUO II のいいところ
- 厚さ約12.5mmの極薄ボディ
- 180度スイングプラグで狭い電源タップや壁コンセントでも挿しやすい
- GaN採用でこのサイズに45W/65Wを収めている
- 45Wで約70g、65Wでも約90gと軽い
CIO NovaPort SLIM DUO II のイマイチなところ
- ケーブルが付属しない(USB-Cケーブル持ってれば問題なし)
- ポートがUSB-Cのみ(USB-Aで充電したい機器がなければ気にならない)
正直に言うと、弱点らしい弱点はほとんどありません。あえて挙げるならケーブル非付属とUSB-Cオンリーくらいですが、どちらも今の使い方ならまず困らないところ。手持ちのケーブルをそのまま使えて、ポートもType-Cで統一されているほうが、むしろ余計なものがなくてありがたくもあります。
薄くて2ポート、持ち歩きの充電器にちょうどいい

CIO NovaPort SLIM DUO IIは、厚さ約12.5mmの薄さにUSB-Cを2ポート積んだ、持ち歩きにぴったりの充電器です。スマホとタブレットの2台持ちなら45W、ノートPCまでカバーしたいなら65W、という感じで出力で選べるのも分かりやすいですね。
コンセント周りをスッキリさせたい人や、カバンに1個入れておく充電器を探している人にはかなりオススメの1台です。薄い・軽い・回転プラグの三拍子がそろっていて、地味だけど毎日持ち歩く用にはピッタリですね。
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