XPPenのタブレット「Magic Note Pad」をレビューします。
液タブやペンタブで知られるXPPenが出した、ちょっと変わり種のAndroidタブレットです。10.95インチの低反射ディスプレイに充電不要のペンが付いてきて、手書きメモやイラスト、電子書籍あたりの用途で快適に使えます。
本記事の製品はAliExpress様よりご提供いただいております。
目次
ペンもケースも全部入りで、届いてすぐ書ける

パッケージはこんな感じ。

同梱物は本体、マグネット式ケース、ペン(X3 Pro Pencil 2)、替え芯×4、芯抜き、USB-Cケーブル、20Wの電源アダプター。ペンもケースも最初から付いてくるので、買い足しなしですぐ書き始められるのがうれしいですね。

本体正面。10.95インチで解像度は1920×1200です。ベゼルは太すぎず細すぎずで、持ったときに指がちょうどかかるくらいの幅。

片手で持つとこんな感じ。10インチクラスなので、文庫本よりふた回りくらい大きいイメージですね。

横から。厚さは約7mmと結構薄いです。右側に見えるのはボリュームボタン。

天面には電源ボタンと、表示モードを切り替えるボタンがあります。

底面にはUSB-Cポート。

背面はシルバーホワイトでシンプル。リアカメラは付いてません。

ペン込みの重量は実測で約506g。めちゃ軽いってわけではないです。

付属のマグネット式ケースを付けたところ。

閉じるとこんな感じ。ペンが収まる部分は盛り上がってるので、持ち運びでバラけないのがいいですね。ちなみに本体・ケース・ペン全部で728gくらいあるので、持ち歩けなくはないですが、どっちかというとデスクに置いて使うほうがいい重さかなと。
XPPen Magic Note Pad の仕様
XPPen Magic Note Pad の仕様はこんな感じ。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 10.95インチ X-Paperディスプレイ(非光沢・フルラミネーション) |
| 解像度 | 1920 × 1200 |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| 表示モード | 3モード(ネイチャーカラー/ライトカラー/インクペーパー) |
| OS | Android 14 |
| SoC | MediaTek Helio G99(8コア) |
| RAM/ストレージ | 6GB / 128GB(microSD非対応) |
| ペン | X3 Pro Pencil 2(バッテリーフリー・充電不要) |
| 筆圧 | 16,384段階 |
| バッテリー | 8,000mAh(USB-C・20W充電) |
| カメラ | インカメラ1300万画素(リアカメラ非搭載) |
| 重量 | 約495g(実測505g/ケース・ペン込み728g) |
| サイズ | 182 × 259 × 7mm |
| カラー | シルバーホワイト |
| 付属品 | マグネット式ケース、X3 Pro Pencil 2、替え芯×4、芯抜き、USB-Cケーブル、20W電源アダプター |
| 価格 | 定価¥65,990 |
発売は2025年3月。ペンもケースも付いてくるので、別でペンやケースを買い足さなくていいのは地味にうれしいポイントです。
充電いらずのペンが想像以上に気持ちいい

付属のX3 Pro Pencil 2で書いてみました。ペン先と実際に描かれる線のズレがほとんどなくて、紙に書いてる感覚にかなり近いです。

僕は普段iPad miniに低反射フィルムを貼って手書きしてるんですが、書き心地は少なくともそれより上だなと感じました。視差も遅延もほぼ気になりません。

ペンは筆圧16,384段階に対応。力の入れ具合で線の太さや濃さがしっかり変わるので、文字もイラストも表情を付けやすいです。

ペンは本体の側面にマグネットでくっつきます。磁力が強めなので、カバンの中で勝手に外れる心配が少ないのもいいですね。
そしてこのペン、充電不要です。iPad miniで使ってるApple Pencilっていざ使おうとしたときに限って電池が切れてることありませんか、ありますよね分かります。Magic Note Padはそれがないので、手に取ればいつでも書けます。これがめちゃくちゃ快適です。
低反射ディスプレイで目がラク

ディスプレイは低反射タイプ。照明や窓の映り込みが少なくて、長時間見ていても目が疲れにくいです。リフレッシュレートが90Hzと高めなのでスクロールやペンの操作もなめらか。室内で使う分には見やすさは十分ですね。

表示モードは3種類。左からネイチャーカラー、ライトカラー、インクペーパーで、色温度がガラッと変わります。正直、電子ペーパーっぽく見える演出くらいの感覚なので、僕は普段ふつうのカラーモードで使ってます。ただ色温度ははっきり変わるので、寝る前に暖色寄りで読みたいみたいなときには悪くないかもです。

ペンのボタンから呼び出せるフローティングメニューも便利。どの画面からでもサッとノートやツールを開けるので、思いついたメモをすぐ書き留められます。
手書きメモも電子書籍もこれ1台で快適
ノートアプリはプリインストールの「XPPen Note」を使ってます。初回起動で有料版へのアップグレード案内が出るんですが、製品を買った人は無料でフル機能が使えるっぽいです。
手書きの日本語認識もふつうに使えました。下調べの段階だと、日本語の手書き認識は非対応なんて情報もあったんですが、実機だと問題なく変換できてます。もっと精度の高いアプリはあるかもですが、僕がメモる分には十分ですね。

電子書籍も見やすいです。10.95インチと画面が大きめなので、漫画や雑誌の小さい文字もちゃんと読めました。漫画を見開きにすると左右に余白は出ますが、画面に余裕があるぶん不便さは感じないですね。
SoCはMediaTekのHelio G99と最新のハイエンドではないですが、手書きメモ・電子書籍・YouTubeくらいの使い方なら全然不満なかったです。バッテリーも8,000mAhあって、公称だと省エネ設定で最大1週間。実際こまめに充電しなくていいくらいには持ってくれます。
XPPen Magic Note Pad のいいところ・イマイチなところ
XPPen Magic Note Pad のいいところ
- 充電不要のペンが付属していて、手に取ればいつでも書ける
- 筆圧16,384段階でペンの書き心地がかなり良い
- 低反射ディスプレイで映り込みが少なく、目が疲れにくい
- 90Hzでペン操作もスクロールもなめらか
- 日本語の手書き認識がふつうに使える
- ペンもケースも同梱なので、買ってすぐ使える
XPPen Magic Note Pad のイマイチなところ
- 本体・ケース・ペンで728gとそれなりに重く、据え置き向き
- リアカメラがないので、紙の書類を撮影して取り込むのは苦手
- 本格的なお絵描きには少し力不足(がっつり描くなら兄弟機のMagic Drawing Padが安心)
- microSD非対応でストレージは128GB固定
- 表示モードの色味は「それっぽく見える」程度
書き心地とディスプレイの見やすさはほんと文句なしで、手書きメモと読書がメインならかなり満足度は高いです。ただ重さやカメラまわりを見ると、なんでもこなす万能タブレットってよりは、得意なことがハッキリしてるタイプかなと思います。
ペンの充電を気にしたくない人に刺さる1台
XPPen Magic Note Padは、手書きメモやイラストにしっかり使えて、しかもペンの充電を気にしなくていいタブレットです。書き心地の良さと低反射ディスプレイの見やすさは、スペック表だけだと伝わらない気持ちよさがありますね。
特に刺さりそうなのは、手書きメモやイラスト用のタブレットがほしくて、ペンの電池切れにうんざりしてる人。あとは、iPad高いなぁと感じてる人にもいいと思います。Magic Note Padはペンもケースも込みでこの値段ですし、手書きメモやイラストが目的なら、iPadはちょっとオーバースペックなこともあるので。
逆に、写真や動画もガンガン撮りたい人や、本格的にお絵描きしたい人は、リアカメラ付きのタブレットや兄弟機のMagic Drawing Padも見てみるといいかなと思います。
書く・読むがメインなら、かなり完成度の高い一台かなと。

